白岡市テニス協会

白岡市テニス協会

ご挨拶

新型コロナ感染症禍の2020年度テニス協会


一昨年にセルフジャッジの規則が大きく変り、一年が経過しました。
それはネット・スルー・タッチ・ノットアップ・ファウルショットが当該チームだけでなく両チームが判定コールを 出来るようになったことです。公平にみえるこのルール変更は問題があります。
両チームが対立した時、収まらない事があります。
なんとか収まったとしても、不快な思いが残る可能性があります。
テニスルールブックの編集について、日本テニス協会は国際テニス連盟(ITF)のテニス規則、および諸規則を 順守して編集しています、と言っています。順守という言葉から日本テニス協会の考え方が反映されています。
どういう経緯で上記ルールが変更されたかを知りたいところです。
一般テニス愛好者(白岡市テニス協会員)の審判はセルフジャッジかソロチェアアンパイアです。日本テニス協 会はもう少し思いやりを持って、ルールを決めてほしいと思います。何よりもテニスを楽しむ一般人は「善良な 人で、時々ジャッジを間違える」人たちだということを知って欲しいと思います。
そしてその間違った時にどうするかを決めれば、何の問題も起こらないのです。一般プレーヤーのためのルー ル作成が必要と思います。
白岡市テニス協会には独自の「ローカルルール」があります、ローカルルール作成はプレーヤー公平が基本です。
次に今年の初めに中国から日本に帰国した会社員に新型コロナ感染症に感染のニュースが流れました。緊急 事態宣言まで広がるとは思ってもいませんでした。そして次のような残念なことがありました。
「マスクの買い占め」「感染者へのバッシング」です。
残念で虚しさを感じる出来事です。これにはルールはありません。
特に虚しくさせるのは、コロナウイルスとたたかうことでなく、人どうしのたたかいになってしまうことです。
「コロナ感染をどう防ぐか、罹患したらどうするか」が主要な ことなのに、どうしてこのようになるの?と思いました。
前述のセルフジャッジのルール変更も同じようなことになります。最初は「ファウルだ」いや「ファウルじゃない」 が、終わったのち「あの人はズルイ、あの人とはやりたくない」に変わってしまうのです。
次にテニス人口が減ってきています。2008年に錦織選手が初優勝して2011年ころまで増加したのですが 、そこからなだらかに 減少傾向にあります。
白岡市テニス協会でも顔を見なくなった方がいます(多数ではありません)。
最初は、上手に打とう、気持ちよく打とう、そして皆さんと楽しくやろう、と思っていたのが試合に出場するよう になると、勝敗がモチベーションになります。そして「あの人に勝ちたい」になります。
勝つためには上手に打たなければいけないのに、思うように勝てずにモチベーションは下がってきて、テニスは やり切ったと思ってしまい、何か別のことをやってみようになります。
これもテニス人口が減った一つの要因と思っています。
20年くらい前まではテニスの技術にも流行がありました。
それはストローク主体のプレーとネットプレー(ボレースマッシュ)主体のプレーが交互に流行したというもの でした。
しかし今はトップスピン、スライス、ボレーもスイングボレーと 打球もいろいろです。どのようにテニスをするかの選択も含め技術習得が大変になってきました。試合に出場 する前の入り口で「上手に打てない」ということでリタイアする方もいると思います。
テニスに限ったことではないと思いますが、日本テニス協会には「どのように打つか?」という具体的な指南書 がありません。
その結果は勝った選手が上手に打って、負けた選手は勝った選手に比べ上手ではなかった、という事で比較語 や形容詞でその打ち方も表現され今に至っています。
そんなことも感じてこの10年「客観的事実で打ち方を考える」と思ってきました。このコロナ禍の中でまとめま した。
添付しますので見てください。
もしこの客観的事実が腑に落ちたら、活用して下さい。
白岡市テニス協会がいままで通り公平に発展普及していくよう頑張りますのでご協力をお願い致します。

2020年7月25日 
白岡市テニス協会会長 金子利夫